2011年01月23日

ドンファン

22日 静岡舞台芸術劇場に、ドンファンを観にいってきました。

「ドンファンといえば女たらし」 ということしか、イメージも知識も無かったのですが

独特の仮面を付けた、俳優たち。
表情が変化しない上、時として、体型もいびつに変形された演出もあり
人形劇を観ているよう。
だけど、
おそろしく鍛えられた生身の人間による、怒濤のように続く科白や、
様々な振りや踊りと、めまぐるしく変わる舞台背景。
ちょっと、不思議な世界がそこにありました。

ドンファン俳優

公演後、俳優さんたちがロビーにでてきて、直接お話しすることができました。

アウトリーチ活動で、俳優さんたちが各地で実施しているリーディングカフェや、
静岡市内各地の生涯学習センターでのWS活動などについても、お話しが聞けました。

どこかで、いつか、参加したいと思いながら帰ってきました。  


Posted by 和座 at 17:08Comments(0)舞台観賞

2010年07月04日

日本平の霧の中

3日 小雨降る中、Shizuoka 春の芸術祭2010「太陽の帝国」を観賞
韓国の演戯団コリペ、台本・演出 イ・ユンテク

霧がかかった、幻想的な野外劇場で、荘厳な演劇が・・・
と、勝手に想像していったのですが、

あれ、なんだか、楽しいぞ。
鍛え抜かれた、見目うるわしい役者さんたちが、歌い踊りまくっている。

それに、マイクまでもって、歌っている。ミュージカルだったの?


解説書に、
「日本と韓国の歴史を超え、そして神話を超えて自由に遊びましょう。この作品は想像力の産物なので」
とある。なるほど、では、楽しみましょうと肩の力を抜くまでに、ちょっと、時間を無駄にしてしまいました。(いつもの、作品の時に、意味無く、構えていたことをに気付いた。)

卑弥呼、天照、日本武尊、クマ族等々、なじみの名が出てくる中、
「都市の誕生」の場面では、「自由都市サカイ」が連呼された。自由都市サカイは、中世だぞ、と思ったりしながら、とりあえず、楽しみましょう ということで、深く考えるのはやめた。

相当、びっくり、でも楽しかった。そして、役者さんたちの歌と踊りの力量は圧巻でした。


  


Posted by 和座 at 17:56Comments(0)舞台観賞

2010年06月27日

歌舞伎鑑賞会

土曜日は、グランシップへ歌舞伎の鑑賞教室に

歌舞伎のみかたの説明の後、鳴神という演目の一幕を観賞

実は、歌舞伎に対しては、正直あまり関心が無かった。歌舞伎が世界遺産だったことを知らなかったぐらいだ。
でも、静岡県内で観賞できる数少ない機会とのことで行ってみた。

説明では、歌舞伎特有の舞台構成、音曲、衣装、所作等について、わかりやすい解説があった。

鳴神という演目は、随分わかりやすく、親しみやすい内容で、歌舞伎に対する印象が随分変わった。思いの外、俗っぽい科白や場面もあったりして、これが日本的な伝統的な「面白味」なのかと以外な印象。舞台美術や衣装、隈取りの強烈な色彩は、これぞ日本という感じで、楽しめた。

聖人鳴神上人が、絶世の美女雲の絶間姫に籠絡される場面は
昨週見た、SPACの王女メディアの「女の強さと哀しさ」とは異なる、「女の力や強さ」を感じて、どちらに対しても、同性ながら空おそろしく思いながら、でも楽しく観賞してきた。


  


Posted by 和座 at 19:06Comments(0)舞台観賞