2010年01月21日

春日井と名古屋大須へ視察

富士市TM吉原の再開発研究会をお手伝いしている関係で、春日井市勝川駅周辺の再開発事業と名古屋大須301ビル(第1種再開発事業)を視察してきた。

往きの東名高速走行中から雪が降り出し、寒かった。

<勝川地区>
ここにもいた!
その事業に身を捧げたような人物。
勝川駅周辺整備に24年間携わり、市を退職後の今も、再開発ビルの1つの管理運営会社である第3セクターで働いているH氏。最初の説明は、なんだか、通り一遍で事務的な雰囲気がしたが、質問に答える際に、名古屋弁で裏話も含めて、興味深い話を聞かせてもらった。

商店街の副理事長さんからは、地域ブランディングやBCT(Business Continuity Plan)などの先進的な取り組みのお話があった。
勝川地区は、名古屋市に隣接し、交通利便性も高く、立地上はとても恵まれた地域だ。だが、商店街としては、厳しい状況であることは、全国の多くの商店街と同様のようだ。
都市基盤整備と併行して、まちづくりと一体となった商店街の生き残りに一生懸命とりくんでおられる姿勢が印象的だった。

<大須301ビル>
「てづくりの再開発」がキーワード。
地権者の方々の意欲により、手探りで再開発事業を進めていった状況を、お話してもらえた。
再開発に関わる、あらゆる課題を一つ一つ、完全に民間の方々からなる再開発組合で、解決して実現させていったことに脱帽。
但し、見切り発車的に進めてきた事柄が結構あり、それが今も影響して、様々な苦労が続いてしまっているとのこと。そうした状況も率直にお話していただき、とても得ることの多い視察だった。

このビルが面する、万松寺通りは人通りが多くてにぎわっていたのに、2階以上のお店は難しい様子も見られた。
安易に期待や希望だけで物事を進めるのではなく、現実とのすりあわせをきっちり進めていくことの大切さを感じた。でも、現実への対応の延長が、あるべき姿につながるとは限らない。求める姿を実現するためには相当の仕掛けやアイディアが不可欠なのだが・・・それがなにより難しい。

春日井と名古屋大須へ視察
春日井市勝川駅前地区 再開発ビルの一つ

春日井と名古屋大須へ視察
大須 万松寺通り 再開発ビル
路面点が並んだ雰囲気を継承する形のビルになっている




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